茶器ー茶器の種類・お手入れの仕方
お茶の道具について
茶師が教える良い茶器の選び方
創業九十余年のお茶の矢島園の良い茶器の選び方です。
飲むお茶によって形や素材も様々です。
良い茶器は蓋合わせがぴったりでお茶をしっかり蒸らせます。注ぐ際にも、蓋穴に指をあてて水量を調節できるほどの精巧さを持つものです。
日本茶道具の種類
急須(横手)
絞り出し
湯冷まし
お茶を適した温度に冷ますための茶道具です。沸かしたお湯を湯冷ましに注ぎ、一回容器に移すごとに10℃湯温が下がります。煎茶の適温は80度~90度、上煎茶や玉露は50度~60度の低温でいれると旨味成分が抽出されます。
茶筒
茶さじ
茶さじとは、緑茶や紅茶などを淹れるときに、茶葉をすくうために使う計量スプーンのことです。
ティーメジャーや、ティースプーンとも呼ばれます。竹製の茶さじは硬めの素材でできており、雑菌を抑える効果があります。
ティーメジャーや、ティースプーンとも呼ばれます。竹製の茶さじは硬めの素材でできており、雑菌を抑える効果があります。
抹茶道具の種類
中国茶器について
茶壺(チャフウ
茶壺(チャフウ)とは、日本で言う急須のことです。中国茶は香りを重視したお茶ですので、すぐ飲む分だけを入れた方がおいしいと考えられています。それゆえ、すぐに飲みきれる量のお茶だけ抽出するように、日本よりも小ぶりのものが主流となっています。
蓋椀(ガイワン)
蓋椀(ガイワン)とは、蓋の付いた茶碗のことです。日本の湯呑みとは異なり、蓋がお椀の中に位置するようになっています。お茶を注いで飲むだけではなく、茶葉を直接入れて抽出し、蓋をずらして直接飲むという使い方も一般的です。茶芸では「品茗杯」とも呼ばれています。
中国茶道具の種類
茶壷(チャフウ)
茶壷(チャフウ)は日本でいう急須のこと。陶器の茶壷は吸水性と吸香性があり、保温性が高いため、高い温度で淹れる青茶や黒茶などの発酵度の高いお茶に適しています。磁器の茶壷は臭いや味が染み込むことがないので、どんなお茶にも対応できます。
中国茶急須セット
【茶器説明】
茶壷--茶葉を入れる急須です
茶海--茶壷で出したお茶を茶海に入れ味を均一化します
茶杯--茶海に入れたお茶を茶杯に移しお茶を飲みます
【お茶の出し方】
3g程度の茶葉を茶壷に入れます。
↓ 洗茶のためにお湯を茶壷に入れ、すぐお湯を捨てます。
↓ 再度お湯を茶壷に入れます。
↓ 2分経ったら茶壷からお茶を茶海に移します。
↓ 茶海で均一化したお茶を茶杯に移しお茶を飲みます。
茶壷--茶葉を入れる急須です
茶海--茶壷で出したお茶を茶海に入れ味を均一化します
茶杯--茶海に入れたお茶を茶杯に移しお茶を飲みます
【お茶の出し方】
3g程度の茶葉を茶壷に入れます。
↓ 洗茶のためにお湯を茶壷に入れ、すぐお湯を捨てます。
↓ 再度お湯を茶壷に入れます。
↓ 2分経ったら茶壷からお茶を茶海に移します。
↓ 茶海で均一化したお茶を茶杯に移しお茶を飲みます。
蓋椀(ガイワン)
中国茶を飲むための茶器。磁器製の蓋碗は茶壷の代わりにも、茶杯としても使えます。
女性向けの持ち方は、左手で皿の部分を持ち上げ、右手で蓋のつまみを押さえて、茶葉を蓋でよけながら、一方男性向けは、皿から碗部分だけを右手で持ち上げ、親指を蓋に人差し指以降を碗の底にあてがい、蓋をずらして飲むのが一般的です。
南部鉄器のお手入れの仕方
日本茶器のお手入れの仕方
急須 毎日のお手入れ
・洗剤を付けず、お湯でゆすぐ。
・外側はスポンジなど柔らかいもので軽くこする程度。
・洗った後は水が切れるようにひっくり返して乾かす。
急須(陶器)汚れが気になるとき
・陶器は見えない小さな穴が空いていて、そこに水分とともに洗剤等も吸着されてしまうので、洗剤はなるべく使用しないようにしましょう。
・重曹は食塩水が原材料の天然素材なので、安全な洗剤です。重曹に少し水を入れてのり状にし、網や湯呑に刷り込みお湯で洗い流します。(においが無く、すぐに使えます)
・茶こしの茶葉が気になれば、歯ブラシ等で軽くこすります。
・週に一回は一晩、熱湯、重曹に入れ、翌日ブラシ等でこすり洗いする。
もしくは大き目の鍋に湯はり、重曹を大さじ2杯ほどいれて、弱火で10~20分煮沸します。
・磁器の場合は、成分を吸着しないため、洗剤を気にせず使っても問題ないでしょう。
・ボウルに40~50℃ほどのお湯をいれて、少量の漂白剤を混ぜ、茶こしや蓋は外した状態で入れ、つけ置きした後、歯ブラシやスポンジで軽くこすり、良く洗い流し匂いが残らない様、十分にすすぎます。※素材によってはNGもありますので確認してください。
茶碗、カップ
・うわぐすりや焼き方によりますが、口の当たる部分やまわりは洗剤を含んだスポンジで軽くこすり、人肌のお湯でよくゆすぎます。